歯周外科治療

歯周外科治療とは

歯周外科治療とは

歯周外科治療は、歯周ポケットが6ミリ以上で歯を支える骨(歯槽骨)がほとんど溶けて無くなってしまっていたり、歯がぐらぐらしているような状態になっている場合など、医師が必要と判断した場合に行います。

歯周外科治療の目的

歯周外科治療の目的は、次のような目的のために行われます。

  • 深い部分まで治療器具がしっかりと届くようにする
  • 歯周ポケットを減らしたり無くしたりする
  • 見た目の改善
  • 歯周組織(歯を支えている骨)を再生させるため
  • プラークコントロールを簡単にする
  • 歯周環境の改善(補綴治療前)

など

歯を支えている骨を溶かしたり歯周ポケットを作ってしまっている原因(歯石)を、医師が直接目で見て取り除くという根本療法です。

当院が行う歯周外科治療について

切除療法

切除療法は、歯槽骨という歯を支えている骨を切除して、欠損を改善するものです。
深い歯周ポケットを改善し、メインテナンスをしやすい環境にするために行います。

治療症例のご紹介

※症状には個人差がありますので、同じような治療結果を必ずしもお約束するものではありません。
※治療費用は全て税抜の価格となります。

46歳 女性

6mmの歯周ポケットが認められます。前歯6本の歯周外科手術を行います。

歯肉を切り、剝離します。

深い部位に歯石が残っています。

歯石をとって根面の滑沢化(ツルツルにする)を行います。

縫合します。

歯肉が少し退縮しましたが、歯肉はきれいになりました。ピンク色でひきしまった状態です。

骨が溶けていましたが、術後は骨の緻密化がおこっています。骨の線がみえます。

術後7年経ちましたが、再発もなく健康な状態を維持しています。

治療内容歯肉剥離搔爬術
治療期間1回
費用保険診療
主なリスク全身疾患や血液疾患がある方は出血傾向が発現することもあります。
正常であれば起きません。
副作用外科的処置では術後に疼痛および腫脹が発現することがあります。
切除療法では歯肉を切除しますので、審美障害、発音障害あるいは知覚過敏が発現することがあります。

骨の再生治療(エムドゲイン)

エムドゲインは、「歯周組織再生誘導材料」と言われるゲルを使うことによって失った歯槽骨を元に戻す再生療法です。
切除療法によって歯根が露出してしまい、術後の知覚過敏や発音障害等を改善することができます。

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エムドゲインゲルとは

主成分はエナメルマトリックスデリバティブというタンパク質です。どうしてタンパク質を塗ると歯周組織が再生するのでしょうか? それは"乳歯や永久歯はどうして生えてくるのか?"という話にさかのぼります。 歯は顎の中で創られ歯茎をやぶって出てきます。 近年、このタンパク質が歯の発生の引き金になるということが解明され、歯の周囲のセメント質、歯根膜そして歯槽骨の再生に応用されるようになりました。 バイオロジーの進歩によるとても画期的な治療法で、今までにない治療結果が得られています。

エムドゲインゲルは現在の科学水準に基づく高い安全性確保の下、幼若ブタの歯胚から抽出精製したものです。2014年現在、世界40カ国以上で約200万症例以上使用され、今日に至るまで1例の副作用の報告もありません。とても治療効果の高く安全な材料だと思います。 僕も自分の両親にも使いましたし、自分がもし歯周病になったら使ってほしい材料です。

治療症例のご紹介

※症状には個人差がありますので、同じような治療結果を必ずしもお約束するものではありません。
※治療費用は全て税抜の価格となります。

77歳 女性

「歯周病とかみ合わせを治してほしい」と北九州市のH歯科クリニックの紹介にて来院。

デンタルX線写真にて右側中切歯に根尖におよぶ骨吸収が認められる。

頬側近心に10mmの歯周ポケットが認められる。

歯肉を剝離すると歯根に沢山の歯石が付着しています。

歯根表面の歯石を完全に除去し、根面を滑沢化します。骨表目の軟組織も完全に除去します。

歯根表面にエムドゲインゲルを塗布します。

デンタルX線写真にて骨の再生が認められます。

頬側近心の歯周ポケットは2mmに減少しました。

かみ合わせも安定し、歯周病は全て治癒しました。右側中切歯は歯も削ることなく治りました。

治療内容EmdogainⓇを応用した再生療法
治療期間1回(歯肉の治癒後に補綴治療を行う)
費用165,000円(自費診療)
主なリスク全身疾患や血液疾患がある方は出血傾向が発現することもあります。
正常であれば起きません。喫煙者は治癒が遅くなる場合があります。
副作用外科的処置では術後に疼痛および腫脹が発現することがあります。
若干の歯肉退縮が発現しますので、審美障害、発音障害あるいは知覚過敏が発現することが稀にあります。

37歳 女性

9mmの歯周ポケットが認められます。今までに何度も腫れてその度に抗生物質を服用していました。骨が歯根の先のところまで溶けているのがわかります。

歯肉を剝離し、歯石を取り除き根面を滑沢化します。歯根表面にエムドゲインゲルを塗布します。

術後6ヶ月経った状態。歯肉の炎症も消失し、歯の動揺も改善されました。

骨が溶けている術前の状態。歯根の凸面は歯石の付着が疑われます。

手術直後のレントゲン写真です。歯根はスムーズになりました。

骨が完全に再生しているのが確認できます。術後8年になりますが、現在も良好に維持しています。

治療内容EmdogainⓇを応用した再生療法
治療期間1回
費用165,000円(自費診療)
主なリスク全身疾患や血液疾患がある方は出血傾向が発現することもあります。
正常であれば起きません。喫煙者は治癒が遅くなる場合があります。
副作用外科的処置では術後に疼痛および腫脹が発現することがあります。
若干の歯肉退縮が発現しますので、審美障害、発音障害あるいは知覚過敏が発現することが稀にあります。

歯周外科形成手術

この手術は、歯周ポケットに炎症等の所見はなく、直接的に歯周組織に害はないものの、悪影響を及ぼす可能性がある場合にそういった病変を改善するための手術です。

歯周外科治療ができない方

歯周外科治療は、患者様の症状などによってはできない方や逆効果になる方がいます。

  • 外科治療ができない持病がある方
  • 血液をサラサラにする薬を服用している方
  • 毎日のブラッシングができない方

など

こういった方は、ご相談ください。

歯周外科治療ができない理由

歯周病が再発する可能性がある

歯周病は、ブラッシングで汚れが取れきれないところに歯周病菌などが溜まって再発してしまう恐れがあります。
また、傷口に細菌が感染することで悪化リスクが高まる可能性があるため注意が必要です。

そのため、外科手術を受ければOKというわけではなく、日々のセルフケアも注意しましょう。

手術の難易度が上がる

歯茎が炎症を起こしている状態では手術自体が難しく、出血が多かったりするため治療精度が下がってしまうこともあります。

まずはご相談ください

当院は、30年以上にわたって数多くの歯周病治療を行なってきました。
歯周外科治療についても幅広く対応した実績があります。
ヒアリング等を丁寧に行い、患者様が納得した上で手術を受けられるよう全力でサポートしますので、どんなことでもお気軽にご相談ください。

症例のご紹介

※症状には個人差がありますので、同じような治療結果を必ずしもお約束するものではありません。

※治療費用は全て税抜の価格となります。

28歳 男性

不適切な人工的修復物が被せられ、二次カリエス(むし歯)が認められます。

歯周外科手術を行います。歯肉を下げて健全な歯質を出します。その後、縫合します。

手術後3年経った歯です。健康な状態を保っています。

治療内容歯肉剥離搔爬術
治療期間1回(歯肉の治癒後に補綴治療を行う)
費用保険診療
主なリスク全身疾患や血液疾患がある方は出血傾向が発現することもあります。
正常であれば起きません。喫煙者は治癒が遅くなる場合があります。
副作用外科的処置では術後に疼痛および腫脹が発現することがあります。
切除療法では歯肉を切除しますので、審美障害、発音障害あるいは知覚過敏が発現することがあります。

※外科的治療が不可能な重篤な全身疾患がある場合、口腔粘膜疾患が認められる場合は禁忌となります。

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