院長 木村 英隆
インタビュー
ドクターズインタビュー
診査・診断を大切に
時間をかけて丁寧に説明します
先生が歯周病治療に注力しようと
思われたきっかけを教えてください
私は大学卒業後、「歯周病」を専門に診療されている船越栄次先生のもとで、9年間お世話になりました。
勤務医時代は、技術を向上させるための「修業」だったと思っております。
船越歯科に勤務したおかげで、歯周治療のことを深く理解し力をつけることができました。
先生の治療方針をお聞かせください
治療は、診査・診断があってこそです。
そのため、急いで治療しなければならない場合を除いては、初診時には時間をかけて検査をするようにしています。
お一人の検査時間は1時間半ほどかかりますが、検査でわかったことを含めて現在の状況を説明し、そこから治療計画等を提案しています。
最終決断は患者様にしていただくことになりますので、ご自身の口腔内写真や治療計画書をお見せしながら、わかりやすく丁寧に説明することを心がけています。
患者様の特徴などはありますか?
「この年代が多い」ということはあまりないですね。
ちなみに、現在来院されている患者様の最高齢は101歳なんですよ。
患者様からの主訴としては、歯周病に関するお困りは当然のことですが、インプラント、虫歯、入れ歯、顎関節症と主訴は多岐に渡っています。セカンドオピニオンを求めて受診される方も多くいらっしゃいます。
当院にセカンドオピニオンに来たからといって、そのまま当院に転院しなければならないことはありませんので、気軽にお越しいただけたらと思っています。
お話をしっかり聞くことが
全ての始まり
予防治療の重要性も
お伝えしています
患者様と関わる上で大切に
していることはありますか?
しっかり患者様のお話を聞くことです。
お悩みやお困りごとを聞かないままにこちらからお話をしたとしても、患者様には伝わりませんので信頼関係を築くためにも丁寧に関わっていきたいと考えています。
先生は歯周治療がご専門ですが、
最近の特徴はありますか?
近年の厚生省のデータからも、歯周病の重症化が指摘されています。一昔前まではすぐに抜歯することが多く、一概に昔と比較はできませんがデータとして重症化している傾向にあるように思われます。
先生は予防治療にも
注力されていますが、
心がけていることはありますか?
治療が終わったら、定期的にメインテナンスにきていただくようにお声掛けしています。
治療が完結すればそれで終わりなのではなく、予防が重要であるということは確実に伝えます。
また、当院は予約システムを導入していますので、患者様の情報・管理が可能となっています。定期健診前のリマインド、中断された方にはがきやメールで定期的に連絡も差し上げ、メインテナンスの来院を促しています。
先生が治療においてこだわりや
大切にされていることを
教えてください
歯科治療は、手を加えて結果が出る医療です。
そのため、治すことを第一目標にしています。
また、「自分が受けたいと思う治療」を提供するように心がけています。
回数や期間はどうしてもかかるもの
完治まで諦めず一緒に
頑張っていきましょう
先生が目指す今後の展望を
お聞かせください
開業して20年以上が経ちますが、今後も病院としてもっと成熟させて行きたいと思っています。
デジタル化の流れに合わせ、新しいシステムや機材を取り入れ、時代に合った対応をしていきたいです。
また、若い歯科医師、歯科衛生士を育てていく役割も担っていきたいですね。
病院の発展とともに僕が主宰している歯科医師、歯科衛生士向け研修会も今よりもっと発展させて行きたいといろいろと計画しているところです。
患者様へのメッセージを
お願いします
治療には、どうしても回数と期間がかかります。
虫歯治療も神経まで進んでいると、7~8回という回数がかかります。
そのため、最後まで諦めずに通ってほしいです。
「治療には時間がかかるんだ」ということを知った上でお越しいただきたいです。
気になることがありましたら、歯科医師、歯科衛生士にいつでもご相談ください。
治療が完了するまであきらめず、一緒に頑張っていきましょう。