入れ歯は、歯を失った場合に多くの方が選択される治療法であり、特に高齢の方を中心に広く利用されています。歯を失うことは、見た目や噛む機能、さらには話す際にも影響を及ぼすため、入れ歯はその問題を解決するための重要な治療法となります。特に食事を楽しむためには、しっかりとした噛み合わせと見た目の美しさが求められます。入れ歯は、失った歯の代わりとして、その機能を回復させるだけでなく、笑顔や日常生活をサポートする重要な役割を担っています。

当院では、患者様一人ひとりの口腔内の状態や生活スタイルに合わせた、最適な入れ歯の作成を心がけています。入れ歯が持つべき機能性と美しさを両立させるために、患者様とのカウンセリングを大切にし、見た目だけでなく、快適な使い心地を実現することを目指しています。また、患者様が食事を楽しめるよう、噛む力がしっかり伝わる設計にこだわり、長期間使用することを考慮した耐久性にも配慮しています。

審美性と機能性のバランス

入れ歯は、見た目の美しさだけでなく、噛む機能を回復することも重要です。
そのため、当院では審美性にこだわりながらも、しっかりとした噛み合わせを意識して作成します。たとえば、総入れ歯の場合、上下の歯がしっかりと合致し、自然に噛み合わせられるように設計し、患者様が快適に食事を取れるように配慮しています。
また、部分入れ歯の場合には、残った歯と適切に調和し、違和感なく装着できるような工夫をしています。

総入れ歯と部分入れ歯の選択肢

入れ歯には、全ての歯を失った場合に使用する「総入れ歯」と、一部の歯を失った場合に使う「部分入れ歯」の2種類があります。
総入れ歯は、口内の全ての歯が失われた場合に使用されます。総入れ歯は、上下の歯を一度に補うため、安定感を重視して作成します。
また、部分入れ歯は、いくつかの歯を残している場合に、失った歯を補うために使用されます。部分入れ歯は、残った歯に引っ掛けるため、しっかりとした装着感を持ちつつも、自然な見た目を追求します。

快適な使用感を実現するための工夫

入れ歯の使用感は、患者様が日常生活で快適に過ごせるかどうかに大きく関わります。
そのため、当院では入れ歯のフィット感を重視し、患者様の口腔内の微細な形状にぴったり合うように調整します。
義歯の素材や形状にも配慮し、軽量で強度のある素材を選び、長期間の使用でも耐久性が保たれるようにしています。

入れ歯の定期的な調整とメンテナンス

入れ歯を使い続けると、口腔内の状態や歯の位置が変化することがあります。
そのため、入れ歯の装着感が合わなくなったり、痛みを感じることもあります。
当院では、定期的にチェックし、調整を行うことで、快適な使用感を維持します。患者様の状態に応じたメンテナンスを提供し、入れ歯の寿命を延ばすお手伝いをしています。
お悩みがあればお気軽にご相談ください

入れ歯に関するお悩みや不安がある方は、ぜひ当院にご相談ください。
入れ歯を新しく作りたい方、既存の入れ歯の調整が必要な方、または入れ歯の使い方に疑問がある方など、どんな小さなお悩みでも丁寧に対応いたします。
快適な口腔環境を取り戻すために、最適なアドバイスと治療を提供します。

ブリッジは、欠損した歯の両隣にある健康な歯を利用して、失った歯の部分を補う治療法です。この方法では、隣接する歯を削って土台として使用し、その上に人工の歯を取り付けます。ブリッジの最大の特徴は、取り外しが不要で、固定式であるため、違和感が少なく、普段通りの生活を送ることができる点です。また、見た目も自然で、患者様の審美性にも配慮された治療法です。

しかし、ブリッジにはいくつかのデメリットもあります。その一つは、健康な歯を削る必要がある点です。歯を削ることで、土台となる歯に負担がかかり、その後の虫歯や歯周病のリスクが高まる可能性があります。さらに、隣の歯が十分に健康でない場合や、削ることが難しい場合には、別の治療法が必要になることもあります。

当院では、患者様の歯の状態をしっかりと確認した上で、ブリッジが最適な選択かどうかを判断し、必要に応じて他の治療方法をご提案しています。

インプラントは、失った歯を補うための治療法として、近年非常に人気があります。
この治療法では、人工の歯根を顎の骨に埋め込むことによって、天然歯に近い状態を再現します。
人工歯根はチタン製で、生体親和性が高いため、体に非常に優しく、骨としっかりと結びつきます。
これにより、自然な噛み合わせが得られ、見た目や機能的にも非常に優れた結果を得ることができます。

インプラントの最大のメリットは、他の歯に負担をかけることなく、失った歯を補える点です。
ブリッジのように隣の歯を削る必要がないため、健康な歯を守ることができます。
また、インプラントは自分の歯のように噛む力を再現することができるため、食事の際の不自由さを感じることなく、快適な生活を送ることができます。

ただし、インプラント治療にはデメリットもあります。
まず治療期間が長く、数ヶ月を要することがあります。
これは、人工歯根を顎の骨に埋め込んだ後、しっかりと骨と結びつくまで待つ必要があるためです。
また、インプラントは自費診療であり、費用が高額になることもあります。
しかし、インプラントは長期的に見ても非常に高い耐久性と機能性を持っており、一度手術を行えば、長い間自分の歯に近い状態を維持することができるため、費用対効果が非常に高い治療法です。

当院では、患者様一人ひとりの口内環境やご要望に応じて最適なインプラント治療をご提案し、治療後のケアも丁寧に行っています。