メディカルノート
インプラントを長持ちさせるために必要なこととは?|天神駅近くの歯医者が解説
皆さん、こんにちは。博多・天神駅近くの医療法人木村歯科です。
インプラントは歯を失った方にとって、天然の歯のような見た目と機能を取り戻すことができる優れた治療法です。
しかし、せっかく手術を受けたインプラントも、適切なケアが行われなければ寿命を縮めてしまうことがあります。
インプラントを長持ちさせるためには、日頃のケアや定期的なメンテナンスが欠かせません。
今回は、インプラントをできるだけ長く健康に保つ秘訣と、もしインプラントがダメになってしまった場合の治療法について詳しく解説します。インプラント治療を検討している方やすでに治療を受けた方は、ぜひ最後までご覧ください。
▼インプラントを長持ちさせるための秘訣
インプラントを長持ちさせるためには、以下の6つのポイントに注意する必要があります。
【ポイント1】正しい歯磨きで清潔に保つ
インプラントは虫歯にはなりませんが、周囲の歯茎が炎症を起こす「インプラント周囲炎」になることがあります。これを防ぐために、毎日の正しい歯磨きが必要です。歯ブラシは柔らかめのものを選び、インプラント周辺の歯茎を傷つけないよう丁寧に磨きましょう。また、歯間ブラシやフロスを使って、細かい汚れもきちんと取り除くことが大切です。
【ポイント2】定期的な歯科検診とメンテナンス
インプラントを長持ちさせるには、定期的に歯科医院での検診とクリーニングを受けることが必要です。インプラント周囲の汚れをプロの手でしっかり落とすことで、インプラント周囲炎の予防につながります。特に、年に3〜4回はメンテナンスを受けるようにしましょう。
【ポイント3】噛み合わせを定期的にチェックする
噛み合わせが悪い状態が続くと、インプラントに過度な負担がかかり、歯茎や顎の骨にダメージを与えることがあります。定期的に噛み合わせをチェックし、必要に応じて調整を行うことで、インプラントを長持ちさせることができます。
【ポイント4】タバコは控える
喫煙はインプラントの寿命を縮める大きな要因です。タバコを吸うことで血流が悪くなり、歯茎の免疫力が低下してインプラント周囲炎を引き起こしやすくなります。インプラント治療を受けた方は、なるべく禁煙を心がけましょう。
【ポイント5】食生活に気をつける
インプラントを長持ちさせるためには、栄養バランスの良い食生活が必要です。特に、歯茎や骨を健康に保つために、カルシウムやビタミンD、ビタミンCを意識的に摂取しましょう。硬すぎる食べ物や粘着性のある食べ物は、インプラントに負担をかける可能性があるため注意が必要です。
【ポイント6】インプラント周囲の変化を見逃さない
歯茎が腫れたり、出血が続いたりする場合は、早めに歯科医師に相談しましょう。インプラント周囲炎は早期に治療をすれば改善することが多いですが、放置するとインプラントが抜け落ちる原因となります。自分で異変を感じたら、すぐに歯科医院を受診してください。
▼インプラントがダメになるとどうなる?
インプラントがダメになってしまう原因として多いのが「インプラント周囲炎」です。これは、天然歯の歯周病と同じように、歯茎や顎の骨が炎症を起こし、最終的にはインプラントが支えを失う病気です。
インプラントが寿命を迎えたり、抜け落ちてしまったりした場合の治療法としては、以下のような方法があります。
【治療法1】インプラントをもう一度埋入する
抜け落ちたインプラントの周囲の骨や歯茎が健康な状態に戻っていれば、再度インプラントを埋入する治療が可能です。ただし、骨の量が不足している場合は、骨の再生治療を行ってから再インプラントを行います。
【治療法2】入れ歯やブリッジ
インプラントが再治療できない場合は、入れ歯やブリッジを検討することになります。インプラントと比べると違和感があることもありますが、機能を補う治療法として有効です。
このように、インプラントがダメになってしまうと、再治療に時間や費用がかかることがあります。そのため、日頃のケアや定期的な検診が何よりも大切です。
▼まとめ
インプラントを長持ちさせるためには、毎日の適切なケアと歯科医院での定期的なメンテナンスが必要です。正しい歯磨きや噛み合わせの調整、禁煙、食生活の見直しなど、インプラントを健康に保つためにできることはたくさんあります。また、歯茎の腫れや違和感など、少しでも異変を感じたら早めに歯科医師に相談することが大切です。
インプラントは治療を受けたら終わりではなく、その後のケア次第で寿命が大きく変わります。博多・天神駅近くの医療法人木村歯科では、インプラントを長持ちさせるためのサポートを行っていますので、インプラント治療やメンテナンスに関心のある方は、ぜひ一度ご相談ください。皆様の笑顔と健康を守るお手伝いができれば幸いです。