メディカルノート

インプラントのメリット、デメリットについて|博多・天神駅近くの歯医者が詳しく解説

皆さん、こんにちは。博多・天神駅近くの木村歯科です。近年、インプラント治療は失った歯を補う方法として注目されています。
歯が抜けたままにしておくと、噛み合わせのバランスが崩れたり、見た目にも大きな影響が出てしまったりすることがあります。
そこで、インプラント治療が気になっている方も多いのではないでしょうか?

 

しかし、インプラントは万能ではなく、メリットだけでなくデメリットも存在します。
今回は、インプラント治療のメリット・デメリットについて、詳しく解説します。
これから治療を検討されている患者様にとって、少しでも参考になれば幸いです。

 

▼インプラントのメリット

 インプラント治療には、以下に挙げる6つのメリットを伴います。

 

  1. 自然な見た目と機能性

 インプラントは、見た目が天然歯に非常に近く、自然な仕上がりが期待できる治療法です。人工歯根を歯茎や顎の骨にしっかりと埋め込み、その上に取り付けられる人工歯は、色や形が周囲の歯とほとんど変わりません。金属の入れ歯やブリッジに比べ、見た目が気になることは少なく、笑顔に自信が持てるでしょう。また、機能性にも優れており、噛む力は天然歯に非常に近いため、硬い食べ物でも無理なく噛むことができます。会話中の違和感や発音の不自然さも軽減され、自然な日常生活が取り戻せる点が大きなメリットです。

 

  1. 健康な歯に負担をかけない

 インプラントは、隣接する健康な歯を傷つけることなく治療を進められる点が大きな特徴です。ブリッジ治療では、支えとなる両隣の歯を削る必要があり、結果として健康な歯にダメージを与えてしまいます。しかし、インプラントは人工歯根を顎の骨に直接埋め込むため、周囲の歯を削る必要がありません。健康な歯をそのまま残せることは、将来的な口腔内の健康を守るためにも重要です。また、歯が抜けた状態を放置すると噛み合わせが悪くなるリスクがありますが、インプラントはそのリスクも軽減します。

 

  1. 噛む力が回復する

 インプラントは顎の骨にしっかりと固定されるため、噛む力が天然歯とほぼ同等に回復することが期待されます。例えば、硬いお肉や噛みごたえのある野菜なども無理なく噛むことができるようになります。入れ歯では、噛む力が天然歯の3割程度に低下すると言われていますが、インプラントではほぼ同等の力が回復します。また、しっかりと噛むことで顎の骨に適度な刺激が伝わり、骨の吸収を防ぐ役割も果たします。顎の骨が痩せてしまうと顔の輪郭にも影響が出るため、噛む力の回復は見た目にも関わる大切な要素です。

 

  1. 長期間の使用が可能

 インプラントは適切なケアと定期的なメンテナンスを続けることで、長期間使用することができます。インプラント治療後の寿命は、一般的に10年以上、場合によっては20年、30年と持つこともあります。ただし、日常のケアを怠ると、インプラント周囲炎(歯周病に似た症状)を引き起こすリスクがあるため、ブラッシングや歯科医院でのメンテナンスは欠かせません。長持ちさせるためには、口腔内を常に清潔に保ち、適切なケアを心がけることが大切です。

 

  1. 発音が自然になる

 インプラントは顎の骨にしっかりと固定されているため、発音が自然になります。入れ歯の場合、歯がズレたり外れたりすることで言葉が不明瞭になったり、発音しにくくなることがあります。しかし、インプラントは固定されているため、違和感が少なく、自然に会話を楽しむことができます。特に人前で話す機会が多い方にとって、発音が自然であることは大きな安心感につながるでしょう。

 

  1. 口元の美しさが保たれる

 歯が抜けた状態をそのままにしておくと、顎の骨が少しずつ痩せてしまい、口元が凹んで見えることがあります。顎の骨が痩せる原因は、噛むことで骨に伝わる刺激がなくなってしまうためです。しかし、インプラントは人工歯根が顎の骨にしっかりと埋め込まれるため、噛むたびに適度な刺激が骨に伝わり、骨の吸収を抑制します。その結果、顎の骨が痩せることを防ぎ、口元の美しさが保たれます。顔の輪郭が自然に保たれることは、見た目の若々しさにもつながります。

 

▼インプラントのデメリット

 続いては、インプラント治療に伴う4つのデメリットについてです。

 

  1. 治療期間が長い

 インプラント治療は、人工歯根を顎の骨に埋め込み、骨と結合するまで時間がかかります。通常、治療期間は数ヶ月から1年程度必要です。すぐに歯を入れたい患者様にとってはデメリットと感じるかもしれません。

 

  1. 外科手術が必要

 インプラントは手術によって人工歯根を埋め込むため、外科的な処置が必要です。手術に伴う痛みや腫れが気になる方もいるかもしれません。また、全身の健康状態によっては治療が難しいケースもあります。

 

  1. 費用が高額になる

 インプラントは保険が適用されない自由診療のため、費用が高額になることが一般的です。治療内容や本数によっても異なりますが、治療費が大きな負担になる可能性があります。

 

  1. 定期的なメンテナンスが必要

 インプラントは天然歯と同じようにケアが必要です。日々のブラッシングはもちろん、定期的に歯科医院でメンテナンスを受けなければなりません。メンテナンスを怠ると、歯周病のような症状が起こるリスクもあります。

 

▼まとめ

 インプラント治療は、見た目や機能性、健康な歯を守る点で非常に優れた治療法です。一方で、外科手術が必要であったり、費用が高額になったりといったデメリットもあります。インプラント治療を検討される際は、メリットとデメリットをしっかりと理解し、ご自身に合った治療法を選ぶことが大切です。

 

当院では、患者様一人ひとりのお口の状態やライフスタイルに合わせた治療をご提案しています。インプラントについて不安や疑問がある方は、ぜひお気軽にご相談ください。博多・天神駅近くの医療法人木村歯科が、皆様の健康な笑顔をサポートいたします。

 

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