木村歯科ノート
歯周病の検査方法
みなさんこんにちは
歯科医師の木村です。
みなさんは歯茎が腫れている、歯磨きの時に血が出る、歯が揺れている
といった症状を感じたことはありませんか?
現在、成人のうちの3人に1人が歯周病であると言われており、身近な病気となっています。
今回はそんな歯周病の検査方法についてお話しします。
1.歯周ポケット検査
最も基本的な歯周病検査です。
プローブという先の尖った器具を歯と歯茎の境目(歯周ポケット)に差し込み、深さを測ります。
健康的な状態では歯周ポケットは浅く2〜3mmです。
歯周ポケットに細菌(プラーク)が溜まり、歯周病が進むとポケットが深くなり、4〜10mm以上となります。
また、炎症がある部位では出血や疼痛がみられます。
2.歯の動揺度検査
歯の揺れを調べます。
歯周病が進み、歯を支える骨が吸収されると、揺れは大きくなります。
噛み合わせや、歯根の先の病気などが原因で揺れが大きくなることもあります。
3.口腔内写真撮影
デジタルカメラを用いて撮影し、歯や歯肉の状態や、汚れや歯石の付着、噛み合わせなどを確認します。
写真をみることで、患者様自身では見えないお口の中の部分を把握することができます。
また、変化を記録することで、何か異変が起きた時の原因も見つけやすくなります。
4.X線検査
・パノラマX線検査
歯や歯を支える骨(歯槽骨)、顎全体を撮影します。
歯周疾患の進行状態の全体像が確認できます。
・14枚法デンタルX線写真
より小さな範囲で部位ごとに撮影をします。
14枚と枚数が多いため、患者様にとっては少し大変な検査となりますが、
歯周病や虫歯の進行状況をしっかりと確認することができます。
歯周病を改善・予防するためには検査が最も重要です。
歯周病は虫歯とは違い、痛みが少なくても大きく進行している場合があります。
早期発見・早期治療のために、ぜひ一度当院にお越しくださいませ。
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※当院は完全予約制です。お電話、もしくはネット予約からご予約の上、お越しくださいませ。
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医療法人木村歯科
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院長 木村英隆