「根管治療で神経を抜いているはずなのにまた歯が痛くなった!」
本来であれば、神経を取った歯が痛みを感じることはありません。
しかし、実際には神経が無いはずの歯が痛くなったり疼いたりするということがあります。
こういったトラブルが起こった際は、歯の状態を確認したうえで、原因に合わせた処置をしてく必要があります。
今回は、根管治療後の歯が痛む原因について解説していきます。
1. 歯の内部に膿がまだ残っている
根管治療の際には、歯の根っこに溜まっている膿を出す処置を行います。
複数回に分けてお薬で消毒をしながら、膿んでいる箇所が無くなるまで処置を繰り返します。
しかし、治療が不十分であったり、何らかの事態によって再度根っこ部分に膿が溜まってしまうと、また痛みが生じてしまうことがあるのです。
歯茎が腫れたり熱を持っていたりする場合は、早めに歯科医院で再治療を受けるようにしましょう。
2. 再度細菌に感染してしまった
そうすると、神経の有無にかかわらず歯茎が腫れて強い痛みが生じるでしょう。
根管治療は数ある治療の中でも精密で難易度が高く、成功率は5割と言われています。
つまり、半数ほどの人は数年後に再治療となる計算です。
過去に治療した部分が腫れた、痛みが出てきたということがあれば、再度歯科医院で診てもらうようにしましょう。
3. 神経の取り残しがあった
歯の神経はとても細く入り組んでいるため、治療をしても取り残しが出てしまうことがあります。
根管治療の前にはレントゲンや歯科用CTで精密な検査を行いますが、それでも映像に映らない神経というものが存在します。
それらの神経が残っていると、治療後にまた痛くなったり腫れたりすることがあります。
例えば親知らずの根管治療は、とても難しいと言われています。
奥歯で器具が扱いにくいうえに、親知らずの神経は複雑な形をしているのです。
そういった理由から、親知らずが虫歯になった場合は無理に残さず抜歯をしてしまうほうがいいと言われることもあるでしょう。
それほどに根管治療は複雑で、精密な技術が求められる治療なのです。
4. 患部周辺の歯茎が腫れている
治療を行った歯そのものではなく、その隣の歯にトラブルが起こるなどして歯茎が広範囲に腫れていると、その刺激で歯に痛みが出ることがあります。
その場合は、歯科医院でお口全体をチェックして原因を究明し、必要な処置を行うことで次第に痛みはおさまってくるでしょう。
治療をすると、その歯がまた痛くなったと思ってしまう方も多いでしょう。
ですが実は隣の歯が虫歯だった、口内炎が悪化して歯茎が腫れていた、というケースも少なからずあるものです。
痛み自体は痛み止めで緩和することもできますが、虫歯が治ることはありません。
自己判断で済ますことなく、きちんと歯科医院で検査をうけることをおすすめします。
しばらくの間は、体調の変化で痛みが出ることもあります
普段は何もないのに、疲れていると歯が痛くなる。
そんな経験をしたことがある方は多いと思います。
根管治療後も、同じように体調変化によって痛みが現れる場合があります。
麻酔をして処置をするので治療の痛みは感じないかもしれませんが、少なからず身体には負担がかかってしまっているでしょう。
可能であれば、根管治療中はなるべくハードな生活は控え、リラックスできる時間を設けるなど身体を労わるようにしてください。
医院情報
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